秋バテ

こんにちは
さくら・介護ステーション浜松中央の訪問介護員です。
秋口になっても倦怠感や食欲不振が続く場合、秋バテかもしれません。
回復に時間がかかる高齢者の秋バテは要注意です。秋バテとは、真夏の生活習慣により、自律神経などが乱れ、食欲不振や倦怠感などの不調が
秋まで続くことです。
夏バテの症状や原因と大きな違いはありませんが、夏が終わり秋口にもこのような症状が
継続していることを「秋バテ」と呼ばれています。

夏場に冷房を嫌う高齢者は多く、長時間の外出や庭仕事などによって自然と体に負担がかかり、
日々の生活の中で知らずにバテてしまうことがあります。
逆に冷房が効いた部屋に長時間いた場合、熱中症のリスクは軽減できますが、
今度は”冷房疲れ”による体調不良に見舞われることもあります。
真夏はほとんどの公共の場でエアコンが効いています。
そのため外出が多い高齢者は、外気との急激な温度差によって自律神経が乱れ体調不良につながるケースもあります。
冷たい物ばかりを口にすると胃腸への負担が大きくなり、それによって起こる消化機能の低下も秋バテとなる一因です。
こういった生活に慣れてしまうと全身にだるさを覚えるようになり、同時に食欲も落ちてきます。
夏バテは暑さが和らいでくると同時に体調も自然と回復してくるものですが、エアコンの効いた部屋で過ごしたり、
冷たい食べ物や飲み物ばかりを摂り続ける生活習慣が長引けば回復も遅くなっていきます。
特に高齢者の場合、基礎体力と免疫力が低下しているため注意が必要です。