季節の変わり目は要注意、高齢者の体調管理

さくらデイサービス浜松中央のスタッフです。

季節の変わり目に体調を崩してしまう原因の一つに、自律神経のバランスの乱れがあります。
自律神経には、相反する働きをする「交感神経」と「副交感神経」があります。
通常はこの2種類の自律神経が身体の機能を調整してバランスを保っています。
しかし自律神経の働きは、加齢とともに不安定になりがちです。
して寒暖差が激しい季節の変わり目はさらに自律神経が乱れやすくなります。
自律神経の調整がうまくいかないことで起こる心身の不調は、食欲不振、微熱、倦怠感、不眠、便秘、憂うつ、無気力など多種多様です。
また無意識のうちに体温を微調整することも、自律神経の働きのひとつです。
そのため、自律神経のバランスが乱れると体温調節がうまくできなくなります。
このような自律性体温調節反応の異常は、ご高齢者の熱中症や低体温症の原因になることがあります。
季節の変わり目の体調管理はなかなか難しいものですが、生活習慣を少し変えるだけで、不快な症状を和らぐこともあります。
体調を崩してしまう前に、食事や睡眠、活動量などを一度見直してみましょう。
秋は過ごしやすく、食べ物が美味しい季節でもありますから、体調に気を配りながら楽しい時間を過ごしてください。

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