『オノマトペ』

みなさんこんにちは。竹内です。

みなさんは『オノマトペ』という言葉をご存じでしょうか?

オノマトペとは、「ふっくら・すべすべ」などの物事の状態を表す擬態語と、「ワンワン・ブーブー」などの人や動物の発する語を表した擬声語、「ガチャン・ドカン」などの音を言葉で表した擬音語、私たちが普段何気なく使っている擬音語・擬態語を総称したものをいいます。

デイサービスの利用者様との会話の中で、「わたがし」の話題になったとき、
私は「ふわふわしてて美味しいですよね」とお伝えしたところ、利用者様から「そうそう、雲のようで美味しいわよね」という言葉が返ってきました。

別の日にも、私が「ドキドキしますね」と言うと、「そうね、心臓が元気に動くわ」とおっしゃっていました。

普段何気なく使っているオノマトペも、少し言い換えるだけでとてもいい表現になると実感した瞬間でした。

オノマトペには様々な効果があると言われており、例としては

・訴求力が増す
→CMや広告などで宣伝する際に購買欲を高めることができる
「もちもち」「サクサク」「ふわふわ」

・やる気や向上心アップ
→オノマトペは子育ての面で多く使われていますが、子供だけではなく大人にも大きなプラス作用をもたらすことがわかっています
「これからパッと机に向かってテキパキ課題を終わらせてササッと帰ろう」

・自分の思っているイメージを共通の認識で相手に伝えられる
→「ここをもっとバーンと前に出す」「このようにグッと腕を引く

などがあげられます。

午後のレクでオノマトペゲームを行いましたが、利用者様も私も同じお題なのにそのように表現するのね!と笑顔がたくさんあふれる時間となりました。

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