コグニサイズで頭と体を楽しくトレーニング

認知症予防と運動を同時に!コグニサイズってご存じですか?

さくらデイサービス浜松中央の飯尾です。三寒四温というように寒い日が続いたと思えば、

春のような温かさになることもありますね。子どもの頃から寒いのが苦手な私は、冬はついつい動くのを怠けてしまいます。

今回はそんな寒くて動きたくない時期にも楽しく運動ができるコグニサイズについてご紹介します。

〇コグニサイズとは?

コグニサイズというものを聞いたことはありますか?

コグニサイズは国立長寿医療センターが開発したもので、運動と認知課題を組み合わせたプログラムのことです。

英語のcognition(認知)とexercise(運動)を組み合わせてコグニサイズといいます。

運動と認知課題の組み合わせと聞くと何だか難しそうなイメージをもつ方もいるのではないでしょうか。

認知課題といっても難しく考える必要はありません。

コグニサイズで行う認知課題はしりとりや簡単な計算といったものなのです。コグニサイズは簡単にいうと「頭を使いながら運動する」ということです。

〇コグニサイズの目的と効果は?

コグニサイズの目的は体を動かして健康を促すことと、脳を使う機会を増やすことです。

体を動かさずにじっとしているとだんだん筋力が落ちてきてしまいます。

筋力が落ちてしまうと高齢者の場合は転びやすくなることも。

そして脳の刺激が少なくなると認知症のリスクも出てきてしまいます。

運動は認知症予防にもなるといわれており、そこに着目したのがコグニサイズなのです。

コグニサイズは運動と脳トレを一緒に行うことで、体と脳の健康につなげるのを目的としています。

〇コグニサイズのポイントは?

それではコグニサイズを行う時のポイントをご紹介します。

①息が弾む程度の運動

②認知課題は間違えてもいい

③運動も認知課題も簡単なら負荷を増やす

④楽しくできることが大切

コグニサイズには絶対にこうしなければいけない!というものはありません。

しかしあまりに簡単すぎる運動や認知課題では負荷が足りないということになります。

その場合は色々と工夫しながらやり方を変えてみることをおすすめします。

そして最も重要なポイントは「楽しい」と思えることです。

認知課題を間違えても思わず笑ってしまったり、体を動かしながら笑顔になれるといいですね。

〇コグニサイズのやり方は?

コグニサイズの目的やポイントがわかったところで、実際にどのようにやるのか一例をご紹介します。

先ほどお伝えしたように必ずこれをやる!という堅いルールはありません。

ぜひみんなが楽しめるように工夫してください。

①ボールを投げながら〇〇

ボール投げは座ったままできる運動の1つです。2人でも大人数でもできるのでレクリエーションにもおすすめです。

ボールを投げながらできる脳トレは「しりとり」「連想ゲーム」「計算」などいろいろあります。

100から7を引く計算をボールを投げながら行うといい頭の体操になります。

②歩きながら〇〇

歩くことは運動の基本です。

しかしただ歩くだけではつまらないので、脳を活性化させながら歩いてみましょう。

歩きながらしりとり、計算などやり方はたくさんあります。その場で足踏みでも大丈夫です。

③すりすりトントン

右手はパーで前後にすりすり、左手はグーで上下にトントンと左右の手で異なる動きをします。

机の上や自分の膝など場所を選ばずにできます。途中で左右を入れ替えてみましょう。

左右とも同じ動きをしたり、グーですりすりしたりとなかなか上手くできないことも。

しかし上手くできなくても大丈夫です。

これも間違えないようにやるのが目的ではなく、集中したり注意深く考えてみるということが大切です。

〇最後に

今回は認知症予防におすすめされているコグニサイズについてご紹介しました。

運動と脳トレを組み合わせたコグニサイズ。

さくらデイサービス浜松中央でコグニサイズをやって皆様に楽しんでいただきたいです。