さくら・介護ステーション浜松中央の西尾です。

入浴には、身体を清潔に保つだけでなく、身体を温め、血液循環を良くするなどの効果もあります。
しかし、高齢者の冬場の入浴による事故が多いことはよく知られているかと思います。
特に事故の多くはヒートショックが原因と言われています。
ヒートショックとは、急激な身体の変化により血圧の変動や脈拍の増加が起き、意識障害を引き起こすというものです。

私たちヘルパーも冬の入浴介助のサービスは特に気をつけます。

☆入浴前の検温、血圧測定
いつもと違う体調の時には無理せず、入浴は中止し、清拭などに変更します。

☆入浴前に脱衣所や浴室を暖めておきます。

浴室には暖房設備がない、というお宅もあります。
浴室を温めるためにシャワーを出し、その蒸気で浴室の温度を上げます。また浴槽から出て身体を洗う時に、身体が冷えない様に、足浴をしてもらいます。

☆入浴前後の水分補給
入浴は体力を使い、汗をかくものです。コップ1杯の水分でも脱水症状のリスクを減らすことができます。

☆お湯に浸かる時間は短めで

高齢者の方は長湯になりがちです。「そろそろ出ましょうか」の声かけも必要です。

そして私たちが特に利用者様に伝える事は
☆「一人の時に入浴しないようにして下さいね」

明日から寒さが厳しくなるとのこと。
利用者の皆さんも寒さのため、入浴をためらうこともあります。
でも入浴後は必ず「気持ちが良かった」「入浴できてよかった」と言っていただけます。

ご自宅でも、皆さんに安全で心地よい入浴をしていただけるように、特に冬場の入浴は気をつけていきたいと思います。