ギランバレー症候群

機能訓練指導員、訪問鍼灸師の山本です。
皆さんはギランバレー症候群をご存知ですか? 
過去に有名な女優さんが罹患し、お亡くなりなった病気です。
カンピロバクターという食中毒の原因ウイルスの感染が始まりです。
感染すると、免疫反応が誘導され、自己抗体がつくられてしまうことがあります。
つまり、免疫反応が過剰に反応してしまい、自分を攻撃してしまう抗体がつくられるのです。
この自己抗体が神経組織を障害するのです。
初めはカゼに似た症状が現れます。2~3週間経て足に力が入りにくくなり、しびれたりして、神経症状が現れます。
その結果、階段を上がれない、食べ物を飲み込めない、呼吸が苦しくなって、急速に進行する恐ろしい病気です。
カンピロバクターは鳥肉を食べて起きる食中毒なので、私は焼き鳥屋に行っても、生っぽいのは絶対に食べません。

私は訪問鍼灸先で、この病気の患者様を担当しました。
急性期を過ぎ、慢性期に入った患者様でした。足に力が入らない、ペットボトルのふたの開け閉めが出来ないとよくこぼしておられました。
鍼は苦手とおっしゃったので、お灸をメインに治療をおこないました。
施灸すると、「暖かくて気持ち良い」とおっしゃっいます。
コリがひどくて、肩、肩甲骨、腰背部、臀部、下肢と広範囲でした。
私は経絡に沿ってコリほぐして行きました。
患者様が寝てしまわれることもありました。患者様は訪問するたびに「調子が良いです」とおっしゃってくれるようになりました。
「庭仕事が出来ました」
「堤防道路を歩けました」
「自転車に乗れました」
と加速度的に回復していったのです。
人は出来たことが喜びとなり、さらに前向きになれるのです。
患者様の力添えに少しでもなれたことがすごく嬉しかったです。