老人性低体温症

2015年12月18日金曜日
さくら介護ステーションの森本です。
みなさん、「老人性低体温症」ってご存知ですか?
雪山で遭難した時に低体温症になったなど、
よくニュースなどで聞きますよね。
高齢者の場合は、そんなひどい寒さに
さらされなくても同じ状態になることがあります。
これを、老人性低体温症とも呼びます。
寒さで身体の深部の体温が34度ぐらいまで下がると、
皮膚の血管が収縮して熱を逃がさないようにしたり、
筋肉が震えて熱を作ろうとするのですが、
高齢者の場合はその働きが弱くなります。
その結果、さらに体温が下がり続け
意識が朦朧としたり歩き方がギクシャクしたりし、
やがて心臓発作を起こすことがあります。
とくに糖尿病などの持病のある人では、注意が必要です。
高齢者が低体温症になったら、
家族で治療するのは困難だそうです。
すぐに毛布などをかけ、暖かくし
病院で治療をしてもらうのが最善です。

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