メリークリスマス♬
さくら・介護ステーション浜松中央の介護スタッフです。
訪問先のお宅にも、玄関先にクリスマスの飾りがあり心和ませていただいてます。
寒さも増し、年末で心せわしい時期にもなりました。そんな日はゆっくりお風呂に入って身も心も温まりたいですね。
日本人は世界的にみてもお風呂好きのようです。
汗を流す目的もありますが高齢者の方は他にも新陳代謝の活性化、浮力と抵抗を利用した機能訓練のひとつの場でもあります。
また、入浴には温熱作用、静水圧作用、浮力作用の3つの効果があります。
◎温熱作用
肩こりなど慢性的な痛みを和らげたり、筋肉の柔軟性を高める効果が!血液中の老廃物が運びされ、これによりドロドロの血液からサラサラの血液に変化します。
◎静水圧作用
水圧により全身がマッサージをされたような状態になり、手足に溜まった血液が心臓に押し戻されてむくみの解消につながると言われています。
つかった時「ふぅ〜」とか「はぁ〜」とつい言葉がでる事はありませんか?これは水圧により横隔膜が押し上げられ体内の空気量が減る作用によるものです。
◎浮力効果
水中では浮力により体重が約10分の1くらいに感じると言われています。お湯の中なら曲げ伸ばしがしやすくなりますので、少しずつ動かすと筋力増加につながります。また、浮力でカラダが軽くなり精神的にもゆったりリラックスし、ストレス解消にもなります。
デイサービスでは安全、安心に入浴していただくために、血圧の測定や全身状態の観察をはじめとした体調管理や、脱衣所と浴室の温度差がないよう温度管理をしっかりしております。リラックスしていただけるようプライバシーの保護にも心がけてます。また知らず知らずのうちに脱水になる事があるので、入浴前と後には水分補給をしていただいてます。
大好きな入浴が思うようにができなくなった方対しても、心理面でも寄り添って対応しております。
年齢に限らず安全に入浴するには
・打撲やねんざ、筋肉痛になったばかりで患部を温めてしまうと逆効果になるので注意してください。
・心臓や肺に負担がかかるので、高血圧、心臓疾患、呼吸器疾患のある方は主治医に相談するなどしましょう。
・いきなりお湯につからず、まずはかけ湯などしてお湯に体を慣らしましょう。肩までお湯に浸かると息苦しく感じる方は無理せず半身浴にします。
・食事、飲酒、睡眠導入剤などを服薬した直後の入浴は避けましょう。
・42度以上のお湯は交感神経の働きが活発になり、興奮状態となることで血圧が上昇。血液の粘度が増すため、血栓ができやすくなり、ヒートショックの危険性も。
ヒートショックは怖いですね。訪問させていただくご利用者様の中には浴室が寒くてと仰る方がいらっしゃいます。浴室の床や壁をシャワーなどで温めておくだけでも違いますよ。
最近では
・毎日の入浴が、要介護リスクを減少させる
・毎日の入浴習慣がある人は、幸福度が高い
と言われてます。
今年も色々と感謝の多い一年でした。来年も訪問やデイサービスでケアさせていただいてるご利用様、ご家族様が毎日明るく楽しい日々を過ごされますよう願い、また地域の方々や全ての皆さまの健康をお祈りいたします。