認知症介護において何よりも重要なこと
さくら・介護ステーション浜松中央のスタッフです。
ゴールデンウィークも終わりに近づいてきました。
利用者様のお宅にも、離れて暮らすご家族の方の訪問があったりと、普段とは違う光景が見えました。
浜松祭りも開催されたとはいえ、私たちさくらの事務所の周辺も例年なら、夕方には交通規制がひかれ、車で近づく事ができなかったのですが、ここ3年は街中での屋台の引き回しもなく、少し寂しいゴールデンウィークです。
このゴールデンウィーク中に利用者様を訪問すると、何人かの方から、浜松祭りの話がでました。
「昔は1日から5日まで5日間やったんだ」「凧揚げ会場は和地山公園だった」女性の方からは「お囃子で屋台に乗ってたよ」と皆さん、それぞれの浜松祭りの思い出を話して下さいました。
認知症予防に回想法があります。
「昔のことはよく覚えている」という認知症の特性を活かすことです。
・過去のことを思い出すうちに懐かしさや楽しさなどが蘇り、穏やかな気持ちになる。
・「思い出す」だけではなく、思い出した事を聞き手に「語る」ことは脳を活性化させる。
懐かしい思い出を話すことは楽しいものです。
利用者様の人生の思い出に耳を傾けることは、認知症介護において何よりも重要なことです。
浜松生まれの私でも知らない、浜松祭りの話。
自慢気に話す利用者様は10歳ぐらい若くみえました。
来年こそは以前の様な浜松祭りが開催されますように!