認知症予防

こんにちは
さくら・介護ステーション浜松中央の訪問介護員です。
認知症予防は何歳から?
一般に「脳の老化は40代後半から始まる」と言われています。
物忘れを自覚するのはそれくらいの年齢が多いそうです。アルツハイマー型認知症の発症原因となる物質は、およそ20年前から
蓄積し始めるとされています。
70歳で発症した場合は、50歳から発症原因の物質がたまり始める計算になります。
認知症は持病や生活習慣によっても発症リスクが高まることから、
40代後半で認知症予防をはじめても決して早すぎる事はありません。

認知症予防に効果的な6つの取り組みがあります。
「人との関わり」 「運動」 「食事」がポイントです。

1. 外出をする。
歳をとると外出が億劫になりがちですが、こもりきりになってしまうのは健康的ではありません。
運動不足になるだけでなく、生活に刺激がない事から、認知症の発症リスクが高くなります。

2. 人と会話をする
会話は脳と口を動かすトレーニングでありますから、会話をしないと認知機能が低下する恐れがあります。
独居の方は1日 誰とも会話をしない生活を送っているケースがあります。
会話の相手は友人や知人に限らず、近所の人との挨拶 会話の長さや内容の深さよりも、直接会話したかが重要です。

3. 生活習慣病を予防・持病を治療
糖尿病や高血圧症などの生活習慣病は、認知症を引き起こす原因の一つとされています。
生活習慣病にならない事・治療をするという事が認知症予防になります。

4. 聴力低下の確認
誰でも歳をとると、耳が聞こえにくくなります。聴力が低下すると脳に入る情報が少なくなり神経細胞の
活動が衰え、認知症リスクが高まります。
補聴器をつけることで回避ができます。

5. 栄養バランスの良い食事
WHOのガイドラインでは、認知症予防に最適な食事の例として
地中海食が提案されています。
ギリシャやイタリアなど、地中海沿岸の国の伝統的な料理です。
・肉よりも魚を多く摂る
・果物や野菜、豆類を多く摂る
・穀物は未精製のものが良い(玄米など)
・乳製品、食塩、加工品、ファーストフードは控える

認知症の予防は無理なくできるかが重要です。
できる事からやっていきましょう。