認知症のケア

今朝も冷えましたね。
今日の朝一番のサービスはデイサービスの送り出しでした。
玄関口で迎えの車を待っていると、普段口数が少ない利用者様が「今日は水曜日だね」と突然言われました。
「今日は土曜日で明日は日曜日です。
明日は息子さんもお仕事がお休みでしょう」と伝えるとにっこりされました。

認知証の方のケアが増えています。
自宅にいても「家に帰りたい、ここは自分の家ではない」と言われる方が以前いらっしゃいました。
認知症の方はいろいろなことができなくなり、失敗が増えてきます
混乱し、不安な気持ちを感じています。
一方家族の方は、失敗やついさっきのことも忘れてしまう、親や配偶者の姿をみて、叱ったり、大声を出してしまうことが増えてしまいます。

認知症の方にとってはそんな家族は以前の「温かい家族」ではなく、目の前の息子さん、娘さんがアカの他人にみえてしまい、「ここは自分の家ではない」と感じてしまうのでしょう。

認知症の方の失敗や物忘れを家族が叱ったり、指摘することを減らせば、徘徊、暴言、幻覚などの症状は軽快し、介護する人の負担も減ると言われています。

認知症を発症されて、失敗を繰り返しても、まわりの方たちが穏やかに接することができれば、
心がつながっていれば、認知症の進行もゆるやかになっていくことでしょう。

今年も利用者様の皆さんがご自宅でお元気で過ごされますように願っています。