福祉用具あれこれ
さくら・介護ステーション浜松中央の西尾です。
介護が必要になっても、できるだけ住み慣れた自宅で過ごすには、
ということで、前回「ショートスティ」の話をさせていただきました。
他にもいろいろなサービスがありますが、今回は「福祉用具」の話です。
「福祉用具」とは、在宅で安心した暮らしを送ることができ、介護者の負担が軽減されるために利用する用具のことです。
足、腰に障害があっても、車イスがあることで自宅で自立した生活を続けられ、外出も可能になります。
いろいろな機能がついた介護ベッドがあれば、介護者にとっても負担が軽減されます。
私達ヘルパーが訪問した利用者様宅でよく目にするのが、手すりです。
手すりをつける、となると工事が必要だ、とか賃貸のお宅では取り付けができない、とか思われがちですが、
“置くだけ”の手すりがあります。
私の実家でも両親が利用していました。
玄関の上がり口、ベッドの横、台所のテーブルの横 などなど、たくさん利用していました。
床ずれ防止のマットなどもあります。
以前は褥瘡を防止するために、寝たきりの方は数時間おきに身体のむきを変える必要があり、介護者にとっては大変な負担でしたが、最近は自動に体位変換機能がついたマットなどもあります。
車いす、ベッド、歩行器、スロープ、リフト、などなど
福祉用具のカタログはとても厚く、見てみると、本当に驚くような物がたくさんあります。
カラフルでお洒落な物もあるんですよ。
そして福祉用具のほとんどの物がレンタルできます。
介護保険を使えば、毎月とても安い費用でレンタルができます。
「介護を受ける」「介護をする」ということは時には重たい、暗いイメージを持たれがちですが、福祉用具を利用すれば、在宅でも安心して過ごすことができます。
高齢者の方にとっては住み慣れた自宅で過ごすが一番です。
私達ヘルパーも利用者様宅で、こんな福祉用具が必要ではないか、と提案させていただいています。