〜ヤングケアラー〜
さくら・介護ステーション浜松中央の介護スタッフです。
「ヤングケアラー」という言葉をご存知でしょうか?
家族の介護や世話を担う18歳未満の子どもを「ヤングケアラー」とよんでいます。その言葉を知った時、わたしはとても衝撃を受けました。
助けを求めるところ
はあるのか…
厚生労働省が文部科学省と連携して行った「ヤングケアラー」の実態に関する調査研究(2021年4月発表)では、中学2年生の約17人に1人、全日制高校2年生の約24人に1人が世話をしている家族がいることが判明したようです。
「ヤングケアラー」の定義は国際的には「慢性的な病気や障害、精神的問題やアルコール・薬物依存などを抱える家族の世話をしている18歳未満の子どもや若者」とされ、日本は支援が必要な対象として、高齢者や幼いきょうだいの世話や見守りなども含め「年齢の割に重い責任を負い、ケアが必要な家族の世話をしている18歳未満の子ども」と少し広く捉えているようです。
出産の高齢化や核家族化もその一因でしょうか。
学校でも「ヤングケアラー」に目がいきとどくよう配慮し「大変だったら助けを求めていいんだ」という環境になればと思います。
また、介護を担っている全ての方が情報を伝え、相談し、必要な支援につなげる仕組みになればと思います。
私たちは様々な環境のご家族にも寄り添って、少しでも負担を減らせればと思い支援させていただきます。