いく・にげる・さる

「一月往ぬる二月逃げる三月去る」とは一月から三月までは行事が多くて忙しく、早く過ぎてしまうことを月の頭文字に掛けて往ぬる、逃げる、去ると調子よく表現した諺で、あっという間に一月は行ってしまう、二月は逃げてしまう、三月は去ってしまう、ということのたとえです。
新しい年が始まって、特に年始の三か月はあっという間に過ぎてしまったと感じることが多いのです。
としをある程度年齢を重ねると、誕生日やお正月などの節目にどうしても口にしてしまうのが「1年はあっという間だ」というセリフです。
もちろん1年の長さが変わるわけではありませんし、子供も大人も一日、24時間はみんな平等です。
逆に「気が乗らないな」「面倒だな」と感じていると、1時間を3時間くらいに感じることもあります。
つまり時間の流れとは、みんなに平等なようで、とても主観的に変わるもののようです。
今年もすでに一月が行ってしまい、二月も逃げようとしていますが、今日の一日を大切に過ごしていきたいと思います。