トリアージについて

さくらデイサービス浜松中央スタッフの奥田です。

今日の内容は、トリアージ、についてです。

私の知人が、胃がんの手術を受けました。

胃の不調を感じて胃カメラ検査を受けるのにも、飛沫吐しゃ物の問題から実施していない病院、時間や予約件数の縮小等、今いつでもどこでも受けられる状態ではなかった様です。

胃カメラの検査結果からの手術日程も、たまたまの手術キャンセルの空きが出て担当医にそこに入るしかないとすぐ予定されたそうです。

ここでも、この手術の後にこの病院で一時的に予約を受けている手術のみとし、新たな手術予約受付がなかった時があった様です。

手術の時期によって以降病状はまた違ってきていたと言います。

医療崩壊が問題視されている今日、医療機器不足やコロナの感染者数に加えマンパワーの問題も起きています。

こうなると限界の際には、「トリアージ」優先患者さんを選び、決めていくしかなくなります。

インターネット調査で、トリアージについては「考えた事がない」44%、というデータがあるそうです。

新型コロナ感染での死亡者の平均年齢は、80歳前後とされています。

その大半は基礎疾患をかかえていた、という状況から現在は変異種が蔓延しだして、若い人の発症、重症化率も増えています。

「トリアージ」について様々な意見考え方、書き込みがされます。

先行きが短いであろう高齢者年長者は後回しにすべき、という声もあるそうです。

同じ緊急状況で年齢のみ違いの50歳代と70歳代の患者がいた場合。

また別で70歳代と90歳代の場合ではどうなる?

命の重み、平等の命、でも選別が必要になったら一体どうなるのか?

健康に生きていくという事はますます大事であり、生きていくのには一層の努力が必要で、今、与えられている命に、どのように過ごしていくのか、大切に向き合っていく時なのだと思います。