脱水症は冬季にも起きます。

さくら・介護ステーション浜松中央の西尾です。

脱水と言う言葉を聞くと夏をイメージをされるかと思いますが、実は脱水は冬にも起こりうる現象です。

高血圧や心臓病などの慢性疾患を持つ高齢者は特に注意しなければいけません。

夏に比べて水分を取る頻度が減るうえ、空気が乾燥し、さらに室内では暖房器具を使い、室内は大変乾燥しています。

気づかぬうちに脱水症状になってしまいます。

お年寄りは喉が渇いたと感じる機能も低下しています。

また病気によっては利尿作用のあるお薬を飲んでいる方もいらっしゃいます。

冬場はノロウィルスなどの感染症が流行し、発熱や下痢、嘔吐するということもあります。

室内で加湿器を使用すれば良いのでしょうが、訪問するすべてのお宅に加湿器があるわけではありません。

そんな時、私たちヘルパーはタオルを濡らし、部屋に干してきます。

自宅で入浴の介助をする場合は入浴前に水分補給、もちろん入浴後も水分補給していただいています。

食事の介助では水分を普段の倍、取っていただいています。

退室時には「お茶たくさん飲んで下さいね」と声かけ。

脱水は高齢になればなるほど、ご自分では気づかなくなってしまいます。

冬にも脱水リスクがあることを、認識しなければいけません。

訪問し、利用者様がいつも違う様子がみられる、皮膚のかさつき、唇の乾燥、いつもに比べてボーとした様子がみられると「脱水かも」と疑います。

寒さもまだまだこれから、コロナウィルス対策に注意がいきがちですが、

冬だからこそ要注意!高齢者の脱水症状、気をつけていきたいと思います。

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