ガーゼマスクのいいところ

さくらデイサービス浜松中央の飯尾です。

2020年も残すところ1か月を切りましたね。今年は新型コロナウイルス一色の1年だった気がします。

日本でも感染が広がってきた3月4月はマスクが手に入らず困った人も多いのではないでしょうか?

これまで約9割の家庭で使用されていた不織布マスクですが、品薄や価格の高騰によって布マスクを手作りしたりガーゼマスクをする人も増えましたね。

ガーゼマスクといえば小学校の給食当番を思い出しますが、今年の春の不織布マスク不足で久々にガーゼマスクを使うようになりました。

そんなガーゼマスクですが、その素材から良いところがたくさんあるのはご存じでしょうか。

今回は、不織布マスクとガーゼマスクの特徴や、ガーゼマスクのいいところをご紹介します。

〇多くの家庭で使っている!不織布マスクってどんなもの?

まずは不織布マスクの特徴についてご紹介します。

不織布とは、ひとことで言うと「織っていない布」です。

機械や熱を使って、薄い繊維のシートにしています。これ自体がフィルターの役割になっているので、薄くてもウイルスや花粉の侵入を防ぐことができます。

マスク以外にも不織布は活用されていることを知っていますか?

赤ちゃんの紙おむつ、生理用品など身近なところでも広く使われています。

不織布マスクという名前で広く知られていますが、もともとは医療用マスクとして使われていました。

その医療用マスクが一般に広まり、最近ではガーゼマスクよりも不織布マスクを使う人が増えています。

医療用マスクと同じように、世間一般で売られている不織布マスクも使い捨てが前提になっています。

だいたい1日1枚という頻度で交換しているという人も多いのではありませんか。花粉症のシーズンやインフルエンザが流行する時期にはマスクの消費が早いですね。

〇不織布マスクが肌の負担になることも?

花粉やウイルスから身体を守る不織布マスクですが、実は肌の負担になることもあります。

マスクをしている状態で息をしたり話をしたりすると、不織布マスクの内側に水滴がついていたという経験はありませんか。

マスクをずらしたり外したときに、一気に蒸発していきます。そのため不織布マスクをつけていると、肌が乾燥しやすくなるのです。

そして、マスクの内側には自分の唾液や鼻水などが付着するので外側だけでなく内側も汚れてしまいます。

せきやくしゃみをするときにはもちろんですが、息をしているだけでも唾液はついてしまうのです。

そうすると、マスクの内側に雑菌が繁殖しやすい状態になってしまいますね。雑菌によって肌荒れが起こることがあります。

今年はいつもより肌が乾燥しているかも、肌がチクチクする気がする…という方はもしかしたらマスクによる肌荒れかもしれません。

〇ガーゼマスクの良いところは?

不織布マスクはメリットがある一方で、肌への負担があるという意味ではデメリットも。

そんな中で注目されているのがガーゼマスクです。給食当番のイメージだったガーゼマスクですが、不織布マスク不足により使う人も増えてきましたね。

そんなガーゼマスクのいいところをご紹介します。

☆保湿に優れている

ガーゼマスクは保湿・保温に優れています。ガーゼマスクはガーゼを重ねて作られているので保湿効果が期待できるのです。

ガーゼは綿でできているので、水分を含んでいます。また、吐いた息が水滴として付着せず吸収してくれることも、保湿力の高さにつながるでしょう。

また冬場は鼻や喉の乾燥が気になるという人も多いのではないでしょうか。そういう方にもガーゼマスクがおすすめです。

☆顔にフィットして落ちにくい

しなやかな触り心地のガーゼマスク。プリーツのないものでも、つけるだけで顔にフィットします。

不織布マスクのようなノーズフィットはついていませんが、顔にフィットするので落ちてきにくいです。

☆肌に優しい素材でできている

ガーゼマスクの素材は綿です。赤ちゃんの肌着や服は綿素材のものがおすすめですが、これは綿が肌に優しく刺激が少ないからです。

綿は赤ちゃんから高齢者まで、安心して使うことのできる素材ですね。

そんな綿を重ねて作られたガーゼマスクは、肌に直接触れても刺激が少ないのが特徴です。

またマスクがずれても摩擦が少ないのも、ガーゼマスクの良いところ。肌に優しくフィットして着け心地もいいですよ。

〇最後に

新型コロナウイルスについてはまだまだ出口が見えない日々が続いています。

感染対策のためのマスクも手放せませんが、長期化するほどマスクに関する悩みも増えくるでしょう。

そんなときは不織布マスクやガーゼマスク、布マスクなどを使い分けてみてください。

アスクを変えれば気分も変わるかもしれません。